※2021年6月をもって定期開催は、保育者であっても活動環境の違いに幅があり、様々な活動環境の方に対して一律の提供に難しさを強く感じたため、取り止めとなりました。個別(リクエスト)開催出張開催にてご検討ください。個別(リクエスト)開催では、お一人でも受講可能です。お申込の際は、各園の実情・活動環境等をお伝えください。このカリキュラムより皆様のニーズに合った内容のカリキュラムを作成いたします。

MFAのプログラムは、様々な受講背景の方に合わせて各プログラムをカスタマイズ・アレンジして提供できるようになっています。
保育園や幼稚園や保育者養成する学校で出張講習や個別講習を行う場合は、ご要望によって、通常の講習内容に【保育者(幼稚園教諭・保育士・保育施設勤務の看護師・小学校教諭)向けの注意点や実例などのお話】を加えて講習を開催しています。

チャイルドケアプラスコースを定期講習で受講される場合は、他の活動環境の方も一緒に受講されるため、子供と接する方全般向けであり、保育者に的を絞った内容ではありません。

個人での受講ニーズに対応するため、チャイルドケアプラスコースのカスタマイズの一例の提供という形で保育者に的を絞った定期開催用カリキュラムで保育者の皆様に定期開催いたします。

※従来は、幼稚園や保育園での出張開催・個別開催で『各園の実情・活動内容等』を事前にお伺いして必要な内容のお話を追加していたものです。定期開催の場合は、様々な活動環境の方が集まるため、一般的な保育環境としてお話を追加する程度となります。皆様の活動環境に合わせた内容をご希望の場合は、個別開催や出張開催をご検討ください。

保育者(保育士・幼稚園教諭・保育施設勤務の看護師・小学校教諭)限定 小児救急法総合特別コース(定期開催用カリキュラム) 概要

受講対象
「現役保育者向け」と「新人保育者と保育科学生向け」の2種類あります。

↓「新人保育者と保育科学生向け」↓
実務経験1年未満の保育者(保育士・保育施設勤務の看護師・幼稚園教諭・小学校教諭)
又は、保育科学生(保育士又は、幼稚園教諭を目指す方)

↓「現役保育者向け」↓
1年以上の実務経験のある保育者(保育士・保育施設勤務の看護師・幼稚園教諭・小学校教諭)で
既にCPR及びAED等に関する“基本的な小児救急法”を習得されている方

国籍・性別の条件は一切ありません。

※対象を小学校教諭まで拡大していますが基本的には、幼稚園や保育園でもの事を中心としています。小学校低学年の場合は、幼稚園や保育園の延長線上に位置すると考えています。小学校教諭で知識の幅を広げたい方も歓迎いたします。
※施設内での対応を前提としていますが「新人保育者や保育科学生向け」については、保育ママ・チャイルドマインダー・ベビーシッターの方も歓迎いたします。

言語
日本語教材を使用 解説も日本語です。
講習の条件
  • 指導員1名に対して受講者最大12名まで
  • 練習用人形1体に対して受講者最大3名まで
  • AED訓練器1台に対して受講者最大3名まで
  • 1クラスの講習の最大人数は原則24名まで
受講者教材
セット
  • 受講生ブック(教科書) バージョン8 G2015準拠版
  • ポケットスキルガイド
  • 家庭用救急計画
  • 人工呼吸バリア
  • 保護用手袋
  • 包帯
  • ガーゼ
  • ジップロック袋
スキル実習
受講者は小グループに分かれて基本的なスキルの練習を行います。

経験を積んでいる方には、実践的なシナリオ実習を
行うこともできます。

所要時間
標準7時間30分程度(昼食休憩を含まず)

定期開催としての具体的な時間
目安:9時30分~18時00分 昼食休憩1時間を含む
(但し、参加者の受講経験や参加者数などにより異なります)

修了認定
満足に修了された方には、プラスチック製の修了認定証をその場で発行いたします。
  • 追加費用はかかりません。
  • 2年間有効

証書タイプを追加希望の場合は、別途追加料金が必要となります。
※認定コースとしては、チャイルドケアプラスコースとなります。

講習費
講習費は、受講方法などによって異なります。

各受講方法の開催要項にてご確認ください。

救助対象
小児及び乳児
学習内容
CPR(心肺蘇生法) AED のど詰まり ファーストエイド(病気・ケガ)について基本事項の確認
保育関連施設(保育園・幼稚園等)で健康上の緊急時発生時の対応について

 

小児救急法総合特別コース(定期開催用カリキュラム) 学習項目詳細

基本となるのは、チャイルドケアプラスコースです。
(バージョン8 ガイドライン2015準拠版)

「現役保育者向け」と「新人保育者と保育科学生向け」の違いは、保育に関するお話の内容・ボリュームです。
救助に備えて
小児応急手当てプロバイダー
  • 小児応急手当
  • 小児応急手当プロバイダー
  • 緊急事態に気づく
    ⇒保育園・幼稚園行う日常の子供の健康チェック
  • かかわる人の安全
    ⇒保育園・幼稚園で事故発生時のかかわる人とは・・・
  • 助けようと決める
自分を守る
  • 血液感染の病気
  • スタンダードプリコーション(標準的な予防策)
  • 自分を守る予防具

★実習★汚染した手袋を外す

法的な側面
  • 同意
    ⇒保育園・幼稚園での事前の保護者からの同意について
  • 同意の示唆
  • 遺棄しない
  • 善き隣人法
    (Good Samaritan laws・善きサマリア人の法)
    ⇒保育園・幼稚園での法的な側面について
救援を呼ぶ
  • 救急医療サービス(EMS・救急隊)
  • 中毒110番
  • 救急行動計画
    ⇒保育園・幼稚園における救急行動計画について
    ⇒保育園・幼稚園での救急要請の手順について
    ⇒保育園・幼稚園として救急搬送又は、病院での受診の判断のあり方について
緊急移動
CPR&AED
心停止
  • 酸素と人間の体
  • 二次的な心停止
  • 突然の心停止
    ⇒保育園・幼稚園における心停止の実例について
    ⇒乳幼児突然死症候群について(予防法を含む)
胸部圧迫

★実習★胸部圧迫

レスキュー呼吸
  • 気道を確保する
  • バリア(保護具)を使う
  • 息を吹き込む

☆実習☆レスキュー呼吸 CPRマスク
★実習★レスキュー呼吸 CPRシールド

自動体外式除細動器(AED)
  • AEDの操作
  • AEDのトラブル解決と注意事項
初期の評価 意識なし
  • 回復体位(リカバリーポジション)

★実習★初期の評価 意識なし
★実習★回復体位

心停止の手当て
  • 溺水

★実習★心停止の手当て(AEDを含む)

複数のプロバイダー(救助者)によるCPR

⇒保育園・幼稚園における心停止発生時の対応について
⇒保育園・幼稚園における心停止発生時の対応訓練の方法について

チョーキング(のど詰まり)
  • 軽度のチョーキング
  • 重度のチョーキング

★実習★乳児のチョーキング(のど詰まり)

⇒保育園・幼稚園におけるのど詰まりの実例

評価
(現状の把握)
初期の評価 – 意識あり

★実習★初期の評価 意識あり

突然のケガ
出血のコントロール
  • 止血帯(ターニケット)
  • 内出血

★実習★出血のコントロール
⇒出血の手当実施時の保育園・幼稚園特有の注意点について

ショック
頭、首、または背中のケガ
  • 脊椎のケガ
  • 脳のケガ
  • 脳しんとう
四肢の痛み 腫れ 変形
ヤケド
  • 熱によるヤケド
  • 電気によるヤケド
  • 化学物質によるヤケド
個々のケガ(その他のケガ)
  • 切断
  • 軽度のケガ
  • 鼻血
  • 口のケガ
  • 目に入った異物
突然の病気
(急病)
突発的な病気の警告兆候
意識レベルの変化(意識障害)
  • 低血糖
  • けいれん発作
  • 失神
    ⇒保育園・幼稚園における実例
呼吸困難、息切れ
  • 喘息(ぜんそく)と吸入器
  • 激しいアレルギー反応
    ⇒保育園・幼稚園における喘息の実例
エピペン自己注射器を使う

★実習★エピペン自己注射器を使う
⇒保育園・幼稚園におけるアレルギーの事故の実例

中毒
  • 飲み込みによる中毒
  • 吸い込みによる中毒
    ⇒保育園・幼稚園における中毒の予防について
一般的な病気

⇒保育園・幼稚園における急病発生時の対応(保護者への連絡)について

環境性の緊急時
暑熱障害(熱中症)
  • 激しい活動による脱水症
  • 熱疲労(軽度の熱中症)
  • 熱射病(重度の熱中症)
    ⇒保育園・幼稚園での熱中症発生に特に注意する時期について
    ⇒保育園・幼稚園で熱中症を発症しやすい意外な人
    ⇒水分補給の注意点
    ⇒保育園・幼稚園での熱中症予防対策について
寒冷障害
  • 低体温症(ハイポサーミア)
  • 凍傷
    ⇒保育園・幼稚園で低体温証が発生しやすい状況について
刺し傷と嚙み傷
刺す虫(虫刺され)
クモの咬傷
動物と人間による咬傷
その他の考察事項
精神面の考察事項(応急手当に伴う精神的なインパクト・ストレス)

⇒保育園・幼稚園での緊急対応時のその後について

注意事項
★印のある項目は、必修の実習を行う項目です。